高校ではもともと機械関係を専攻していましたが、親から「知見を広げるために電気の道も良いのではないか」と勧められ、東京電子の電気工学科への進学を決めました。
在学中の思い出として特に印象に残っているのは、当時の担任だった電気工学科の上原先生の言葉です。「今は理解しなくて良いから、理論を丸のみしろ」とよく言われていました。実際、その言葉通り必死に公式を覚えたことで、カリキュラムが進むにつれて、過去に丸のみした公式や理論の理解が深まり、結果として効率的に電気の知識を習得できたと思います。
野村ビル総合管理株式会社(現:野村不動産パートナーズ株式会社)に入社してからこれまで、新宿野村ビルをはじめ約150棟の建物管理に携わってきました。特に印象深いのは、電気主任技術者として初めて専任になった建物で、電気設備メーカーや協力会社など多くの方々とともに実施した電気設備点検業務の責任者を務めたことです。この業務を通じて、技術力だけでなく、人や組織を巻き込み調整することの難しさと、重要性を学びました。
現在はデータセンター事業本部の管理職を務めていますが、会社の収益や成長の源は、やはり「現場」にあると強く感じています。現場で得られる経験や人とのつながりは、何にも代えがたい大切な財産です。そして、現場で働く一人ひとりの力が、会社全体を支えていると実感しています。
AIの発展によりデータセンターのニーズも高まっている中で、電気主任技術者の存在はこれまで以上に欠かせないものとなっています。専門学校で学ぶ実践的なスキルや取得した資格は、きっと生涯にわたって自分を助けてくれる大きな力になります。後輩の皆さんにはぜひ専門学校で技術を身につけ、さらに磨いてほしいと思います。そして、実習などを通じて周囲と協力し合う「チーム力」も養ってほしいと願っています。
1987年、東京電子専門学校の電気工学科を卒業後、野村ビル総合管理株式会社(現:野村不動産パートナーズ株式会社)へ入社。建物管理業務や設備工事、電気設備に従事した後、ビルマネジメント事業部長等を経て、現在は同社データセンター事業本部にて業務総務部長を務める。
ビル・マンションの運営管理事業をはじめ、データセンター管理事業や効率的な不動産経営の実現、大規模修繕工事など建物全般に関する運営管理を担っています。
繰り返す実験、実習とレポート作成で理論と技術を確実に定着。伝統のノウハウによって高い資格取得率、就職率を誇ります。
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