本校は2021年に創立75年を迎えました。
今まで本校を支えて下さった皆様に、学園を代表して心より厚く御礼申し上げます。
本校は終戦の翌年、1946年に創立されました。
資源の乏しい島国である日本において、創立者は技術者こそが戦後の我が国の発展の源であるとの思いから、
日本で最初のラジオ技術学校を創立。
1955年には専門学校として日本で最初の学校法人となり、1965年には学校名を現在の東京電子専門学校に改称。
1976年には学校教育法による認定校となり専門技術の教育機関となりました。
創立以来75年、今では世界の技術大国として中核的な先進国へと発展を遂げた日本の技術者教育活動に尽力してまいりました。
私どもはこの75年という節目の年をコロナ禍という世界中が未曾有の危機に直面しているなかで迎えました。
本校の卒業生には、
上場企業の社長として経営手腕を奮われてきた方、
医療系の技師会会長などを歴任され、医療技術の発展に貢献されてきた方、
南極観測隊のクルーとして人類未開の神秘に挑んでこられた方、
気象衛星ひまわりなど通信技術を用いて私たちの生活を守ってこられた方など、
多方面で活躍される卒業生の中でも特にコロナ禍の現在、医療技術者として尊い命を助ける為尽力している方、
必死にインフラを整備して、新たな経済活動を提案し支えている卒業生方には、ただただ頭の下がる思いです。
「技術は力」という創立者の掲げた本校の教育理念が実践的に実務的に発揮されています。
私たちは卒業生を誇りに思います。
本校の玄関には、日本の将来を背負っていく若き技術者の卵たちと彼らを育成していく教職員を、
レッドカーペットで迎え入れたいという思いから、レッドカーペットが敷かれています。
ここにも創立者の熱い思いが伝わってきます。
私たちは創立者の思いをしっかりと受け継ぎ、それぞれの時代に即した進化を遂げながら次の世代へと脈々と伝えて参ります。
これからも来るべく80年、100年に向けて技術者教育活動に邁進して参ります。
今後ともご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。